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2004年01月26日

夢から醒めないまま

この間、志乃ちゃんからお土産にともらったワインを飲みながら「ウェイキングライフ」を観た。少しづつ意識がブレていくのがわかる。どこまでもつづく夢の世界が独特のアニメーションで描かれる。(ワインはうまい。そしてワインの酔いは心地よい)

この生も夢なのだ、という感覚に襲われる。
さっきまでいた渋谷の街は実在する街だろうか。
明日や昨日は現実だろうか。
段々と意識が混濁していく。

思うにまかせて思考をやめた。
瞬間以外の全てについて考えるのをやめてみた。

勝ちどき橋を渡る時、昨日に比べて5000倍くらいのストレスを感じていた。
たった50分前のことである。
それらが消えていくのがわかった。

時はこの一点でそれ意外の時は記憶というアーカイブの中にしか存在しない。
再現性はない。
過去はいまではない。

英語のシャワーを浴びているうちに字幕をみないでも言葉がききとれるようになっていた。
つかの間、そんな時間が流れた。

アップルパイが欲しかったんだ、頭の中でずっとそう繰り返した。
肩越しに何人かの友達に話しかけた。

バラに水をやってからフォアグラを食べ、グラスにワインを注いで時間について考えた。
エレベータの前に黒く縁取られた紙が張ってあった。
マンションの管理人のおじいさんが亡くなったとのことだった。
今日の昼から葬儀だそうだ。

幾度か言葉をかわした。
5回くらいだろうか。
しっかりとした好感の持てる人だった。

死は人を浄化する。
「世界の中心で、愛をさけぶ」のラスト近くでおじいさんがいう言葉だ。
死は人を浄化する。
死者を恨むことはできない。

投稿者 TKM : 2004年01月26日 01:29

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コメント

ワイン差し上げたこと忘れてた(苦笑
あの日は飲みすぎて記憶がすっとんでました。

投稿者 志乃 : 2004年01月26日 12:31

本能的に「死」の状態が「普通」と知っているから・・・「浄化された」と感じるのかもしれない。

投稿者 さち : 2004年01月29日 21:00

つまり、生きていることは「普通」の逆なのかな?

投稿者 かがやとものり : 2004年01月30日 14:47

「異常」と私は思います。
その上人間は思考まで持っている。
だから「生」に無理くり「意味」を付加させようと頑張っちゃう人が多いのではないかなぁ・・・。なん~て(笑)
『生きることに「意味」なんてない。あるのは「価値」だけ』・・・かなり詭弁じみてますけど、私はそう思ってかろうじて生きています。

投稿者 さち : 2004年01月30日 19:28

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