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2004年02月27日
「鬼武者3」 驚愕のデモムービー
ゲームから遠ざかってもう6年くらいになるのだが先日、6年ぶりにやってみたいと思うゲームに出会った。
「鬼武者3」である。
有楽町のビックカメラ1Fプラズマディスプレイコーナーの一番目立つ場所にあるディスプレイに見慣れない映像が映し出されていた。CGらしいのだがみたことがない映画である。
カット割りやカメラワークなどいい出来なのでしばらくみているとどこかで見た顔が。
「ン?これってもしかして」
そう金城武の顔である。
「それじゃあこれはゲームなのか?!」
なんと50インチのプラズマディスプレイに映し出されていた映像は映画ではなくゲームのムービーであった。あまりにも出来がいいのでゲームのムービーシーンだとは気がつかなかったのだ。
その場に立ちつくし、一回りするまでムービーに見入ってしまった。(同ムービーはサイトでもみられます)
CGで描かれた金城武演じる明智左馬介はべらぼうによく出来ていて違和感なく物語の世界に入っていける。CGの出来もそうなのだが特筆すべきはムービーシーンにおけるキャラのアクションである。
モーションキャプチャーを使っているにしてもこれほどまでにスムーズかつ、みていて全く違和感を感じない動きというのははじめてである。DVD「アニマトリックス」に収録されているCG短編はどうしてもアクションにぎこちなさを感じる。しかし、鬼武者3のデモムービーはCGっぽさがなく、どちらかというとアニメと実写の融合をみているようなきがしてくる。
カメラワークが絶妙なのだ。
このクオリティならば映画であってもいいと思う。
「ファイナルファンタジー」とは別世界である。
明らかにCGは進化している。
そして進化の方向は一つではない。
リアリティの追求ではなく、このデモムービーにみられるようなマンガ的、アニメ的な方向性とリアルなCGの融合も面白い。
「CGはやっぱり違和感があってダメだよな」と思っていたのだがこのムービーは「全然いけている」のである。
僕がみた映像はリアルタイムにレンダリングされたものではなく、素材、カメラ、カットなどあらかじめつくられ編集されたCG映像だが数年後にはこのクオリティの映像がリアルタイムに動くようになるだろう。
なんとも驚愕の進化スピードである。
プレステがでてからたった10年足らずでここまできた。
ファイナルファンタジームービーの制作でコケたスクウェアが傾くのも頷ける。
制作にかかるハードの値段が等比級数的に下がっているのだ。
ゲームなんて全て同じようなものだ、と感じていたが映像のクオリティが桁違いにあがってくるとゲームと映画の枠が曖昧になっていく。先日のキャシャーンの映像をみたときも思ったがこれらのCGの方向性はハリウッド映画のCGとは根本的に異なるように見える。
リアルではないのにグッと惹かれてしまう。
アニメの場合、キャラや世界は絵として描かれている。
しかし、それがつくりものだとか「なんだ、絵じゃん、バカじゃないの」とはならず、僕たちは物語世界に違和感なく入っていく。
これと同じような方向性でキャシャーンや鬼武者のCGは独自の路線に進んでいっているように感じる。海外のアニメと日本のアニメーションが全然違う雰囲気なのと似ている。
ハリウッド映画のようなリアリティの追求、ディズニー的なCGの使い方とは異なる方向性のCG。鬼武者3のダイジェストCGにはそんな未来を感じた。
そうそうゲームの未来像へも一つ問題提起をして起きたい。
「アクションシーンてホントにいるの?」
FFシリーズがプレステででたあたりからずっと思っているのだがアクションシーン、戦闘シーン、はゲームに必要なのだろうか?
RPGにおける不毛な戦闘は物語を楽しむ上でマイナス要素だと僕は思っている。
あれが嫌で僕はゲームをやらなくなった。
ゲームは映画を意識し、映画的につくられるようになったけれど映画を楽しむようにゲームを楽しむことはまだ難しい。
僕たちはストーリーを楽しみたいのであってコントローラーをカチャカチャならさなければならない「ゲーム」には正直なところ少し疲れている。
通常のRPGではスタートから終了まで平均50時間かかる。
しかし、この時間幅は決定事項ではないはずだ。
ゲームのフォーマットも変わっていいと思う。
3時間のプレイ時間でも10倍の喜びを与えてくれる、そういうゲームのカタチがあってもいいと僕は思うのだが。
投稿者 TKM : 2004年02月27日 03:53
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