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2004年03月22日

[エッセイ] 午後のお茶と今日のマーケット

月曜日。
雨である。
午後3時までマーケットを眺めるつもりだったが外は雨。
やめてお茶を飲むことにした。

昨日、日興ビーンズと合併を発表したマネックスの寄りつきに興味があったがなかなか値が付かない。後場にチェックするといきなりストップ高であった。オンライン証券会社各社ともに淘汰はあるだろうがまだまだのびる。日本では個人投資家の比率が低すぎるのだ。社会参加という側面についてのフォローは大学にまかせるとして経済を理解するのに株というツールは有効だ。人の世界が波打っている様子が実体として眼前にあらわれる。

先週もストップ高をつけたライブドアを眺めると予想に反して今週もストップ高。
高騰の理由は期待感というか個人投資家の気分的なものだろうと思うのだが明日もストップ高になる可能性もある。というかこうなるともう読めない。材料がない状態で株価だけが一人歩きしている印象を受ける。

先日のイーバンクとのごたごた(例のイーバンク社長からライブドア役員への脅しともとれる電話の録音。「おまえの会社つぶしちゃうよ」という音声ファイルの公開があった事件)の余波で低迷していたが3月に入り矢継ぎ早にリリースが打たれた。TurboLinuxの買収、翌日のHPによる対アジア圏向けにTurboLinuxの戦略的OEM契約の発表。その後10万株の買いをスタートに連続する高騰がはじまる。

ここ数ヶ月、社長である堀江氏のブログを読んでいる。
先日、初めてライブドア社のビジョンらしきエントリーを目にした。確かに見えにくいがこのエントリーでようやくこの会社の未来がイメージできた。シンプルでわかりやすい。

ライブドア社の基本戦略は「柳の下のドジョウ」である。
ある分野でうまくいっているサービスをみつけそのサービス研究した上で同等かそれ以上の付加価値のあるサービスを矢継ぎ早に展開する。この展開のスピードは素晴らしい。先行者利益はないがその分比較にならないくらい開発コストが低く抑えられ、分野で2~3位のポジションにつける。そこから経営力と資本力で体制を整え少しづつサービスの浸透をはかる。このあたりはMSの戦略とよく似ている。

これまでに打ち出した施策はよく機能しているように見える。
毎週一つづつ会社を買収してはローカライズしてローンチというのをやっていた頃のバンクを思い出す。
分野は違ってもネット系の会社が大きくなってやることは多かれ少なかれ似ている。
RPGでいえば中ボスと戦うのに楯や剣、兜やポーションなどの装備を調えるのに近い。

物事をRPGのメタファーで捉えてみると見えなかったものが見えてくる。
より大きな集合体である国についてもRPGメタファーで捉えなおすとどこにガタがきているのかがよくわかる。RPGをやり続けていると独特の戦感(いくさかん)が出来てくる。これならば剣に全部ぶっこめばいける、とか。強い剣で強い敵を倒した方がリターンは高い。防具はその後で揃えた方が効率的な場合もある。

ここでふと疑問がよぎる。
RPGでは何が一番の目的になっているのだ?
短時間によるクリアなのだろうか。

++++++

昨日の情熱大陸のターゲットは「松井証券」であった。
正確には松井証券社長の松井道夫氏だが。
兜町のボロいビルから半蔵門の日本で一番賃料の高いビルへの移転。
移転前と移転後では会社の外見が全く変わってしまった。

社長のデスクにおかれたPCはかなりのロートルマシンでその隣の机の上に置かれた本や書類をみていると違和感が漂う。デザイン会社のオフィスのようにいかないのは業種の違いだろうか。洋服を着替えても人は変わらないということだろうか。

露出の効果がどのくらい株価に影響を与えるのだろうかと思って今日の寄りつきと後場の半ばで一度チェックしたが全くべた凪。静かなものであった。

投稿者 TKM : 2004年03月22日 18:56

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