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2004年03月29日

[雑記] オリハルコンの糸巻き

連日の睡眠不足の為だろうか昨日、日曜日の午後にバタリと倒れるように眠り。
目覚めると午後8時であった。
たくさん眠って血が循環したのか頭がスッキリしている。


たかのてるこ「モンキームーンの輝く夜に」を読みはじめる。
なんとなく外にでたくなる。
銀座の外れにあるカフェは夜11時までやっているのでまだ1時間30分くらいはあいている。
読み始める。

脳内に広がる風景は東南アジア。
言葉の力を感じながら読み進める。
たかのてるこの文章は決して難解ではない。
話すように書かれているからだろうスラスラと頭の中に入ってくる。
言葉とは本来こうあるべきなのではないだろうか。

難解な言葉も通じなければ意味はない。
インターコミュニケーションのテキストは洒落ているが全く心には響かない。
勿論、記憶にも残らない。

洒落た雑誌のテキストは言葉ではなく幾何学模様のようだ。
スラリとしているがそれだけで言葉が響いてこない。

ほとんどのテキストはカタチだけなのだろうか。

午前1時。
部屋にもどり明日の仕事の準備を始めた。
準備の合間、思いついて、机の上においてあったアロマキャンドルに火をつける。

ゆったりとした灯り。
部屋の雰囲気が変わっていく。

リラックスチェアに腰掛けてお茶を飲む。
ゆっくりと呼吸しながら考えるのを徐々に止めていく。

何も考えない。
やってみると難しいものだ。

午前2時30分。
準備が終わった。
ベッドに横になる。
夢の中に落ちていった。

朝。
6時に目覚める。
夢をはっきりと覚えていた。
崖を滑り降りていた。
スキーの滑降ではない。
手には強度の強い針金のような細い鉄棒を二本握っていた。
先端は90度に折れ曲がっている。
細棒をつかい滑走する。
ほぼ垂直に切り立つ崖を滑り降りる。
不安はない。
背後に人の気配を感じた。
知っている人間だが彼はすでにこの世の人ではない。
彼は何故にそこにあらわれたのだろう。
ぼんやりと考えた。

疾走は止まらない。
崖は永遠に続く絶壁である。
落下していく身体を細棒で支える。
エッジを効かして雪原を滑走するかのように垂直に滑っていく。
崖はまだつづく。

絶壁の岩を削り落としながら落ちていく。
しばらくして鉄柵にたどり着いた。
そこが底である。

門は閉ざされている。
よじ登りながら、飛び越えた。
前転をしながら着地する。
目の前には門がある。

門は閉ざされているが開き方は知っていた。
気配は消えていた。
門を開く。
鉄柵の上端に釣り糸のホイールのような黄金の物体がかかっていた。
一緒に肩掛け鞄と紺色のランニングパンツがつり下げられている。

糸巻きに触れようとしてためらった。
ペンチがあったのを思い出してペンチで糸巻きをつまんでみる。
糸巻きは変形し平たくなっていく。

同時に防具が自分を包んでいく。
旅の仲間なのだろうか35歳くらいの異国の男性があらわれた。
彼の顔をみていると鼻から下を5cmくらいの白い円錐状の渦巻きが取り囲んでいく。
渦巻きは全身を覆っている。
刹那、彼の身体は鎧に包まれていた。
鎧は躍動している。
彼の顔の前だけが透明度を30%にしたレイヤーのように薄く向こうが透けてみえた。
ぼんやりと渦巻きも見える。

彼は金色の糸巻きを示し
「オリハルコン」
といった。
超古代物のSFにありがちな名称だな、と思った。
しばらくして仲間は3人に増えた。
出かけることにした。
行き先は未定だった。

投稿者 TKM : 2004年03月29日 08:33

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