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2004年07月08日
[雑記] 慶應大学の図書館
授業の後、電話で金子とコンテンツ企画についての話をしてから食堂に向かう。
講義棟の隣に「山食」と書いてあったのであたりをつけていってみるが営業時間は午後4時まで。明日、また来ることにして図書館に向かった。
慶應大学の図書館は卒業生ならば入館証を発行してもらえば誰でも自由に使える。三田の図書館の窓際の席が勉強しやすかったのを覚えていたのでそちらに向かう。途中、日経新聞に掲載された「新興ネット企業 M&A成長戦略」という特集を読むために新聞コーナーに立ち寄る。あいにく日経新聞は誰かがもっていってしまってそこにはない。
記事の趣旨は「新興IT企業の相次ぐM&Aだがそれらは実際にシナジー効果を生み出しているのだろうか?」という問題提起である。ライブドアによる近鉄バッファローズ買収問題など概して新興IT企業によるM&Aの事例は話題として派手であるがプラスと報じられている業績結果は単純合算による業績の向上であり、株主価値の増大にはつながっていない。
M&Aは事業を得、それによってシナジーが得られている場合において有効なわけだがそうした事例は少ないように見える。
という話はさておき。
図書館にいってみると大勢の学生が勉強している。
ベストの席を探したがあいにく埋まっていた。
窓際のはずれの閲覧席に座った。
角に配置された閲覧席は対面にすわる人との間に敷居がないので集中しづらいのだが環境としてはジョナサンの1000倍くらい快適である。
ペンとノートを取り出し作業をスタートする。
しばらくして、気づいたが、よくみると2割くらいの学生は眠っている。
2時間くらいいると2割くらいの学生が30分毎くらいで入れ替わっている。
みんな真剣に勉強している。
法学の勉強と語学の勉強をしている学生が多い。
語学の勉強をしている学生は電子辞書を机においている。
僕たちの学生時代にはあんな小さな電子辞書はなく、CD-ROMが内蔵されていた。
そうこうするうちに夜になる。
図書館は10時で閉館になる。
9時30分過ぎに図書館を後にした。
何も食べていなかったので空腹だった。
明日からはカロリーメイトをもってこようと思った。
++++++
ちなみにこの日、はじめて「学問のすすめ」の4編、5編を読んだ。
福沢諭吉の本はほとんど読んだことがなかったがかなり「イイ」。
福沢諭吉はビートたけしなど比べ物にならないくらいの皮肉屋である。
圧巻だったのは
「勉強もできて仕事もやって、しっかり働いて、家もつくって、奥さんをもらって、子供がいて、子供もしっかり教育して、という男がいる。なるほど人々は大変立派に独立している人だという。でも、ちょっとまて。それは全然違う。それだけならば蟻でもできるではないか。そんな生涯は蟻とかわらない。人に迷惑をかけないというだけで何もやってない。そういう人生を送ってはいかん!」
といきなり「蟻」を持ち出すこのセンスである。「学問のすすめ」にはこれと同種の福沢節が爆裂している。この思考の飛躍は読んでいて笑ってしまうほど面白い。学問のススメは古典・啓蒙書と分類されることが多いと思うのだが希にみるエンターテイメントな書である。
++++++
江藤先生は新入生歓迎のフレッシュマンキャンプでは必ず「学問のすすめ」の読書会をやっていたそうだ。僕は参加したこともなかったしそもそも読んだことがなかったのだが昨日感じたようなエンターテイメントとしての福沢節の面白さについて江藤先生と話さなかったことが残念だ。(簡単な話でコンテンツの根本原理について全く勉強していなかったのだ)
「人生で悔やむのはやってしまったことではなく、やらなかったことだけだ」という言葉が思い出された。
投稿者 TKM : 2004年07月08日 14:13
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コメント
たしかに、オレも学問のすすめ、読んだことない!
こう紹介されると、読んでみたくなるなぁ!
最後の1文もズシンとくる、いい言葉!
まったく、同感だ!
投稿者 GC_Factory : 2004年07月09日 10:28