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2004年07月11日

[映画] スパイダーマン2

そういえば先日「スパイダーマン2」を観た。
感想を書くのを忘れていた。

■見所はCGよりも「もどかしさ」

CGに関しては少し慣れてしまった感がある。それでもスパイダーマンとDr.オクトパスの活劇は素晴らしい。CGなしでは表現不可能なバトルシーンが展開される。

ストーリーの明快さと「もどかしさ」。この映画の魅力の本質は主人公をめぐる「もどかしさ」にあるように思う。これといって難しい話ではないし、新しい仕掛けがあるわけでもない、まさにハリウッド王道系のシナリオなのだが万人を物語世界に引き込んでいくリズム感とパターンのバランスが絶妙である。

「弱さ」と「成長」を取り入れた主人公の描き方がさらに感情移入をしやすくしている。主演のトビー・マグワイアがみせる正直さ、清々しさ、「もどかしさ」はどこかしら東洋的で日本人好みだと言えるだろう。

といろいろ解説してはみたが「スパイダーマン2」は明快さの中にも、やるせなさや、信念が描かれたアクション映画であり。心理的な「もどかしさ」を含む様々な「面白さの典型」がバランスよくまとめられた作品で夏の娯楽映画としてはかなりオススメできる。

また娯楽作品ではあるけれど安易な勧善懲悪で構造を単純化していないのもよい。それが主人公をめぐる「もどかしさ」を構成する要因にもなっている。

大人から子供まで、猛暑の都心へわざわざ出て行って鑑賞しても満足できる一本だと言えるだろう。

※補足:スパイダーマンの物語構造だが小学生の頃にみた榊原郁恵主演のドラマ「婦警さんは魔女」ととてもにている。魔女としての能力を使って事件を解決するのだが、それゆえに自分の思いを上司である国広富之つげられないもどかしさ。これと同種の「もどかしさ」が「スパイダーマン2」の物語基盤になっている。それと中盤で主人公がビルからジャンプするシーンだがヴィム・ヴェンダースの「ミリオンダラー・ホテル」を思い出した。

■スパイダーマン2公式サイトhttp://www.sonypictures.jp/movies/spiderman2/

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投稿者 TKM : 2004年07月11日 16:32

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