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2004年07月21日
二人との対話と時代に益なすベストな形
久しぶりに親友の太と話した。
明日の終業式が終わると彼の夏休みが始まる。
自分と太は17歳と31歳というコンビだが二人のチームワークはバツグンである。
もう15年のつき合いになるので当たり前といえばあたりまえだが年齢にかかわらず15年もの間、親交を保ち続けている友人はそれほど多くはない。歳が上だからとか下だからというのは関係ない。相手に見習うべきところがあるなら学ぶべきだし、教えをこうべきだ。人生全体でみたら10年や20年の差などたいしたものではない。
今年の夏もこのチームで活躍することになりそうである。
彼は乗馬の名手である。
1000年の歴史を持つ野馬追いという地元の祭事での彼と彼の父であり我が親友でもある三品真一軍者の勇姿は壮観である。今年は彼の妹と父が出陣する。
※なんとこのお祭に参加する人は参加とはいわない。いまだに戦国時代同様「出陣」なのである。ちなみに祝ののしは「祝御出陣」である。
このイベントについては写真や動画でもそのイメージを伝えるのが難しい。馬600騎による軍事演習というのがイベントのクライマックスなのだがこのイベントの本質はそのスペクタクル感ではなく、祭りの行われる3日間の間、変容する街の空気にある。朝靄の中を甲冑を着た武者と軍馬がゆっくりと出陣の儀式に向かう様のファンタジー度は映画「戦国自衛隊」の比ではない。(ちなみに、戦国自衛隊の冒頭の戦闘シーンは僕の地元で撮影された。またあのシーンに登場する戦国武士も野馬追いの参加者達である。毎年、実戦をやっている人々だから迫力があるのも当然である)
昨夜はもう一人の親友と話をした。
僕がいうのも何だが彼女は才媛である。
来月からは研究でスイスにいかれるとのことで夢に向かってひたむきに進んでいることを知って嬉しかった。いつも思うが優秀な人はみな謙虚である。石井先生もそうだし、彼女もそうだ。言葉が奥ゆかしいというかガチャガチャしていない。相手を引き出すような言葉の使い方なのである。話していると自分もこういう風に言葉を使えるようになりたいと思うのだがなかなかうまくいかない。
彼女の専門は開発教育である。
教育関連ということでこの間、参加したしんのすけの授業について簡単に説明した。
二人とも何かしらえるところがあるに違いないと思うので彼女がスイスから戻られたら二人を引き合わせたい。勘だけれどいいコラボレーションにつながるはずだ。しんのすけのプログラムが世界に広がっていくきっかけになるだろう。
あとは私事だが来月から就職活動をはじめることにした。
詳細はいずれ。
福沢諭吉の「蟻の人生」という一文を読んでから思索するうちに長年感じていた違和感の理由がわかった。茂木さんの「スカスカする日本」という論考も深く心に響いた。
楽しいという言葉や面白いという言葉でごまかされているがたいていのことはスカスカなのだ。
福沢諭吉は「学問のすすめ」で繰り返し「コンテクスト」の重要性を訴えている。
「変通」という言葉を使っているが同じ事象が時や状況などのコンテクストによって全く価値を変えてしまうことについて様々な事例を用いて論じている。
「ヒロイズムの価値は認めるけれどもどうせだったらそのヒロイズムが時代にベストな形でフィットして益なしている、っていうほうがよくないかい、それが道理じゃないかな、違うかい?」
そういわれているように僕は思った。
投稿者 TKM : 2004年07月21日 00:58
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