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2004年09月03日

渋谷アンダーグラウンド

NONFIX「渋谷アンダーグラウド」を視聴。36歳前後の「渋谷の元若者」が数人登場して現在の街を歩きながら過去を追想するという番組。思いの外やさぐれていて面白い。登場したのはヒップホップの「DJ DUB Shine」、元チーマーで現在、中国系デジタル放送会社日本支社社長(何故、中国系が日本でやってるのかはよくわからない。逆ならわかるんだが)、入れ墨の彫り師、彫り師に彫られたバンドの人たち、元パー券屋(現国際交流NPO副理事)といった人々であった。

一様に雰囲気が若干の強面である。ひとくせありそうだし、バリっとしていないのが魅力的でもある。印象的だったのは元パー券屋の人が最初は選ぶように言葉を話していたのが取材場所が飲み屋だったせいか段々と酔っぱらいになっていくシーン。

酔って話すと本人は説得力があるつもりでも素面でみると醒める。
あとは入れ墨師の人が店で話していた時はかなり深い顔つきと声でグっと引き込まれた。ある種宗教家っぽかった。ところが仕事を終えて着替えてバーに入った瞬間に人格が豹変。先ほどまでの哲学者っぽい雰囲気が消え失せ、いきなり陽気なおじさんに変わっていた。もう少しいうと妹がいた新橋の飲み屋でよく見かけたデザイナーのおじさんそっくりだった。うまく言えないが寂しさを覚えた。

あとはその人に入れ墨を入れてもらった中年バンドの人たち。この人たちがなかなか面白く。マネージャーという人がいてよく三池崇史の映画にでてくる(なにわ遊侠伝だったかの主演の二人の目つきが鋭い方)人に似ている。

この人の話し方に強い違和感を感じた。パワーではなくいらだちのようだった。音楽の世界でもビジネスの世界でも文学の世界でもコンテンツでも政治でもなんでもそうだけれど「人柄」と「賢さ」というものが流れを決める、そう思った。

みんなCharなんかと雰囲気は似ているし、外見はカッコいい。が何かしら違和感を感じる部分もあって。おそらくそれは彼らの持つなにがしかの弱さに対してなのだ。その弱さの元は「人柄」や「賢さ」の質の違いなのだろう。それを更に突き詰めていけば「孤立」の回避にその端があって、入れ墨師の人と墨つながりのバンドの人たち、そしてNPOの人、その人たちには共通した弱さを感じた。

彼らはとても強そうに見える。
またどちらかといえば恐い。
それでも自分の目には時折、見え隠れする「弱さ」の残像がちらつくのである。

番組を見終えてどうしてもそこだけが気になるのであった。

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■NONFIX
「渋谷アンダーグラウンド」
http://www.fujitv.co.jp/nonfix/index2.html

投稿者 TKM : 2004年09月03日 04:46

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