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2004年09月04日
土曜日の雨
夕刻。
出かけようとすると突然、雷鳴がとどろいた。
ベランダに出て空を見上げると街の上空を稲妻が駆けめぐっているのが見えた。自然は壮大であり巨大であり僕たちの社会とは違ったルールにそって動いている。そんなことを考えた。自転車を外におきっぱなしだったのでしたまで駐輪場に移動させるため降りていった。
するとそこには…。
時間というか世界というかこの世界にポッカリあいた不思議があった。
こんなこともあるのだ。
自分でも笑ってしまった。
長いこと留守にしていたあらゆる運が還ってきた。
それからしばらく雨を眺めていた。
いっこうにやむけはいがない。
ドシャ降りの雨。
向かいのビルの軒下で仕事を終えた男性が空をうかがっている。
やがて覚悟を決めたのだろう。
小さな傘を開いて一歩を踏み出した。
稲妻がひかりゴロゴロガシャーンと雷が落ちる。
雨はいよいよ激しさをましてきた。
彼の傘は大丈夫だろうか。
身をかがめるようにして小さな傘にすがりつきながら出て行ったさきほどの男性の背中はいまごろどのくらい濡れただろう。
女性が反対方向から女性が歩いてきた。25歳くらいだろうか。折りたたみの傘は彼女の全身を雨から守るには小さすぎるように見えた。女性はカツカツと靴音を響かせて歩き去った。
駐輪場に行く前に自転車で少しあたりを走ってみた。10mいって戻った。スゴイ雨だ。でもいずれやむだろう。世界は循環しているのだ。
投稿者 TKM : 2004年09月04日 18:56
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