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2004年10月05日
「暴走する世界・アンソニー ギデンズ」 ~箱根とヘミングウェイ~

日曜からの雨はまだ降り続いている。
週末は箱根で過ごした。
平和な時間が流れていった。
夜、長い時間みんなで話をした。
それから温泉に入ってから布団にはいった。
明かりを消して眠ろうとすると金子が蚊の羽音を聞きつけ「退治する」と宣言しておきあがった。
四人で探したが蚊は見つからなかった。
朝早くに目覚めた。
外は雨だった。
左手の小指のつけねあたりを刺されたようで少しかゆかった。
もう一度眠った。
サヤカちゃん(2歳)がバタバタと走り回る音がとても遠くのほうで聞こえた。
耳栓をしてねたのですぐ隣の音が遠くに聞こえたようだ。
ふすまをあけると先生夫婦とリカさんがテーブルで談笑していた。
日曜の遅い朝。
みんなで食べる朝食は合宿のようでおいしかった。
合宿のようでではなく合宿なのだからあたりまえか。
一生合宿してたっていいと思う。
軍というものには憧れないけれどああした合宿生活は好きだ。
きっと自分がひとりで仕事をしているからそう感じるのだろう。
夫婦というものには憧れない。
家庭にも憧れない。
共同体の定義と仮想としてのイメージはすでに過去の伝統なのであろうと僕は思う。
数十年後の家庭はいまの家庭とは異なるだろう。
昨晩、アンソニー・ギデンズの「暴走する世界」を読んだ。
数ページ読んで面白い論考だと思ったので数ヶ月前に読み始めた。
100ページ程度の短い論考なのだが2章まで読んで途中にしてあった。
数ヶ月ぶりに残りの3章を昨晩、読んだ。
最終章で書かれていた民主主義についての論考が面白かった。
ただ情念の民主主義の具体的な形は提示されない。
「国家と市場、官と民といった二項対立的な社会観を払拭すべきである」
という言葉が印象的であった。
金子レナさんのレストランで相磯先生が「スタンダード」について話されていた。
なるほどSONYはすぐに独自フォーマットをつくりたがる。
野知さんの言葉じゃないけれど「世界のSONY」だったのが「世界はSONY」に変わってしまった印象を受ける。
eBookの画像派とデータ派の分裂はその一例であろう。
スタンダードの押しつけは迷惑でしかない。
だから反発を招く場合が多い。
例えばPS2や来るべきPS3を核としたネットワーク戦略をみていると自分がコマにされているようで気分が悪い。
PSPにしてもブルーレイディスクという独自のフォーマットやあたりまえのように提示される「動画版ウォークマン」な利用イメージには魅力を感じない。
追い立てられているようでなんだか疲れてしまう。
日本のITベンチャーが「テクノレバレッジ的」であることはどのような意味を持つのだろうかと少し考えた。
++++++
夜、ヘミングウェイの「日はまたのぼる」を半分くらいまで読んだ。
実は文学に疎い。
ヘミングウェイも「老人と海」と「キリマンジャロの雪」以外の作品は読んだことがなかった。
読み進めてすぐに思ったが日本語で読むと面白さが異なるようだ。
英語と日本語ではストーリーは同じでも印象は違う。
「グレートギャツビー」を読んだときもそう思った。
翻訳の問題はこれから更に重要度を増す。
翻訳論という意味ではなく、別なフェノタイプとして翻訳問題が顕在化するだろうという気がするのだ。情味の面だけでなく関連的な問題として。
意味とは関係によってあらわされる不可視な存在だと思うから。
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投稿者 TKM : 2004年10月05日 04:57
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コメント
れなちゃんのところ行ったのね。
私も週末に箱根へ行くの。もしよかったら
お店の場所を教えてください。
投稿者 志乃 : 2004年10月05日 10:51



