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2003年10月23日

国学者とアラブの王様と剣術と石油とフリー このエントリーを含むはてなブックマーク

ひさびさにNHKにやられた。
人間学講座 古の武術に学ぶ」。

現在も武術家という人がいることを知らなかった。
肩が痛かったので休憩しようとTVをつけるといきなり打ち込みの解説であった。使用しているのは袋竹刀にみえる。甲野さんの動きをみていると合気道の高岡さんを思い出した。最初は柳生心影流かと思ったが全然違った。古武術をベースにした独自の理論に基づく武術である。

打ち合いをしながら甲野さんが解説をしていく。
端々に「流れ」という言葉が現れる。
武術の基本には動きの良さ、流れがあって、身体を装置化し、エネルギーをどう使うか、それが武術なのだ、と甲野さんはいう。甲野さんが醸し出す雰囲気が時代と無関係に独自路線で良い。
最近は身近にこういう人をみない。

「ガサラキ」に出てくる西田啓みたいな人はまだ日本に存在するのだろうか?
この作品をみてはじめて穀物モラトリアムという単語を知った。また穀物商社カーギルの存在を知ったのもこの作品がきっかけである。ハーバードの教授がアニメを研究しはじめたのも「アキラ」をみたときに「アニメでこれをやっていいの?」と感じたのがきっかけだったといっていた。

「ガサラキ」の設定では西田は国学者である。
国学者とは何であろう?
調べてみると「古事記・万葉集などの日本の古典を研究して、日本固有の思想・精神を究めようとする学問。 」とあった。本居宣長 (もとおりのりなが) ・平田篤胤 (ひらたあつたね )か。

現在、国学者はいるのだろうか?
ネットでも本屋でもどこでも「金持ち本」ばかりだ。
現象的にとても面白いので片っ端から読んでみた。
みんなうまいこというなあ、実にトークがうまい。
不思議なくらい読者を気持ちよくさせていく。
しかし、である。
構造がズバリわかってしまった。
殆どの「金持ち本」はビジネス書の「シドニー・シェルダン」「赤川次郎」である。
本質は"Killing time"。
暇つぶしである。
語られるのはマインドやコンテクストであって、読むのに脳を使う必要がない。

では、面白くないのか?といわれればそんなことはない。暇つぶしとしては実に面白かったりする。が、その一歩先が僕は気になる。構造的にこの世界の富は格差によってなりたっている。よって、環境と貧国に全てのしわ寄せがいくようになっている。

ここまで書いたらズキリと肩に痛みが走った。

投稿者 TKM : 2003年10月23日 00:13

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