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2003年12月24日
「良い飲み」それは~悦びの意味論
予想外に朝早く目覚める。
ベランダから外を眺めると運河を挟んでトリトンスクウェアの向こうから太陽が登ってくるのが見えた。
昨夜もたくさん歩いたので今朝は歩かなくてもいいかな、と思ったのだが「朝の空気浴」の魅力は抑えがたく。ダウンジャケットを着込んで朝の川原へと向かった。
川に向かう途中にあるダイエーでネギと豆腐、挽肉を買い込む。
今朝は麻婆丼にしようと閃いたのだ。
買い物袋にネギを入れて川沿いのテラスを歩く。
犬を連れたオバサンとすれ違う。
小さなパピヨンはオバサンと歩調を合わせて歩いていく。
その姿が犬と人には見えなくて振り返って少し眺めた。
あの犬は何も考えていないのだろうか。
疑念も不満もなくその瞬間を生きている。
人が人を癒すのは難しい。
動物の底意のない振る舞いに人は癒される、のかもしれない。
人が人と触れ合うことでより豊かになる、そんな時がくるだろうか。
夜の東京を歩きながら自分の中に満ちていく感覚や感情は今朝には消えている。
お酒は人を弛める、弛めるがそれは諸刃の剣でもある。
心が開いていくのは心地いい。
良い酒を飲むとき相手との間に微妙な心のシンクロを感じる。
互いの心の開き具合がチューニングされていく。
それが「飲む」理由である。
コミュニケーションの土壌となるモードが共有される時、感動を共有する経験とは異なる緩やかな一体感がある。うまくその一体感に身を委ねることができればそれは「良い飲み」だと思う。良いお酒とお酒の味とは関係がない。勿論、美味しいお酒だとお酒自体の「美味しさ・悦び・豊かさ」の力を使うことで互いの心が開くから「良い飲み」へと繋がりやすい。
しかし、必ずしも「良い飲み」とお酒自体の質はリンクしていない。どんなお酒でも「良い飲み」に導くことは可能だ。例えそれが安ワインでもワンカップでも。
問題は飲む側、つまり、自分と相手との心の開き具合にある。
お酒自体の美味しさが「良い飲み」をつくりやすいようにどんな場所で飲むかということも重要である。良いBarにいくと気持ちが良くなる。それは雰囲気のせいかもしれないし、温度や照明のせいかもしれない。あるいはカウンターという構造に意味があるのかもしれない。向かい合って座るのと横に並んで座るのではコミュニケーションのモードが変わる。僕が最強だと信じてやまない究極のBarは時代劇にでてくる店が小舟になっているあれである。城下町の運河にそって船頭がゆっくりと船を動かしながら進んでいくあれである。あれこそ最強のBarだ。
人にとって最大の悦びはコミュニケーションによってもたらされる。
美味しいもの、いい店、美味しいお酒、美しい風景、気持ちよさ、ダイナミズム、感動、それらはコミュニケーションの為のメディアである。それらコンテクストによって人と人の心が近づき自分と他者がシンクロする。同じ気持ちを同時に持ち、それを共有できること、それが悦びの本質だ。
それを考えると笑いというのはスゴイな。
みんながある種の感情を共有する。
笑いの場で争いが起こらないのは当然だ。
投稿者 TKM : 2003年12月24日 10:51
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コメント
美味しいもの食べてるとみんな笑顔になるでしょ?だから私はみんなに美味しいものを料理して食べてもらうことが好きなのです。
投稿者 志乃 : 2003年12月24日 11:22
大分にある立命館アジア太平洋大学の学生です。
いつも考えさせられる記事をいくつか読ましてもらってます。
飲み二ケーションというのはコミュニケーションの本質を捉えてるのかもしれませんね。お互い飲みながら何かを語ることですごく濃密なコミュニケーションが出来るのではないかと思います。
投稿者 笹野泰佑 : 2003年12月25日 23:27
こんにちは。
立命館大学!
昔、受験したことがあります。立命館でアメフトをやろうと思っていたので懐かしい名前です。
「飲み」の場がつくりだす空気ですが二人の「飲み」と二人以上での「飲み」では会話の質がかわってくるような気がします。いつも朝まで飲んでしまうのも午前2時を過ぎたあたりからその人がわかってきて(その場に多数の人がいたとしても)、二人での対話ができるようになるからなのかな、と思います。
投稿者 かがやとものり : 2003年12月26日 05:58
こんにちは!!
ちょっと勘違いされてるようなので説明します。
立命館大学とはちょっと違うんです。
外国人が半分、日本人が半分の大分のマイナーな大学なんですよ。設立、四年目でやっと卒業生が出たぐらいの新設大学です。
投稿者 笹野泰佑 : 2003年12月26日 12:18
あ、一応、HPみたんですよ。
立命館学園とあったので立命館の別キャンパスと解釈しておりました。
投稿者 かがやとものり : 2003年12月26日 12:29



















































































