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2004年01月28日
ラース・フォン・トリアー監督「キングダム」全巻を一気に観る
「キングダム」(ラース・フォン・トリアー監督)(キングダム2 第3章【字幕版】THE KINGDOM ?・キングダム2 第4章【字幕版】THE KINGDOM ?含む)を1~4巻まで一気に観る。以前、1巻だけ観たことがあったがそれ以降をみていなかったので先週のレンタルセールを利用して全巻を借りてきた。そして案の定返却の前日に一気にみることになった。
1巻からみはじめたのだが半分くらいみたあたりで目をあけていられなくなり、い気づくと眠っていた。展開がスローなのでストーリーの流れに乗るのがなかなか難しい。
1巻のラストちかくからようやくストーリーが加速していく。
あの世界に脳がなじむまでに少し時間がかかったが一度ストーリーに引き込まれると後は最終巻までの7時間があっという間に過ぎていた。
ストーリーや映像のリズムではなくもっと単純に一定時間で刻まれる裏側のリズムがあって段々と頭が馴染んでいく。強烈な映画だ。イレイザーヘッドのおぞましさとナウシカ並みの聖な感じやら宗教、黒魔術、オカルト、医学、病院、ツインピークス的な間合いとノリがぐちゃぐちゃに混じり合っている。唐突にあらわれる電気自動車とコード。ヘルマーが毎日抱えていく車のホイール。秘密結社のイニシエーションとイギリスのコメディ的なチープさ。怖いのか真剣なのか不真面目なのか遊んでいるのかドロリとした軟体が気化し液化し映像が状態変化を続けながら蠢いている。
映像は濃厚というよりも情報的、脳的で幾度も目眩のようなフラッシュバックを繰り返す。そして徐々にパターンがしみ込み世界が入り込み、今という時間の体験が記憶へと変わっていくのを実感する。刻まれた記憶がチラチラと甦り、なんでもなかったシーンがフラッシュバックする。一気に観ることでアーカイブの鮮度を保ったまま次のシーン、今のシーン、それまでのシーン、を流れとして体験しているのだ。
それにしてもこの作品。
デンマークでは普通に地上派で放送されており50%の視聴率を得たというのだから驚きである。
日本なら企画すら通らないだろう。(エヴァンゲリオンは社会現象になったがそれでも50%の視聴率はとれないよやっぱり)
この作品が国民全体に受け入れられる国もあるのだ。
世界はやはり面白い。
そしてキングダム、何よりも脚本にノックアウトされた。
何故、あの設定であの脚本が発想できるのだろう。
異常事態である。
あの脚本がかける人はつくるべくしてあの作品をつくったのだ、としか言いようがない。
奇怪で巨大で長過ぎる手足を持つ子供。
外観とは正反対の聖の衣。
映像的にはチープなことこの上ないのに異様な恐怖とリアリティを感じさせる悪意と悪魔の表現。
感服である。
(狙われた学園の悪魔のイメージもすごかった。一番、盛り上がりのシーンで悪の化身が登場するのだが、これがスゴイ。何せお腹に渦巻きを書いて「私が悪のブラックホールだ」みたいな台詞なのだ。平井和正の「幻魔大戦」の原作で2巻をすぎたあたりから学園政治小説にかわっていくのもすごいが)
投稿者 TKM : 2004年01月28日 08:32
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コメント
Kingdom見たか。あれは映画館で見るとすごいぞ。
あの頃のトリアーをはじめとしたドグマ関係の映画は何かとぶっ飛んでていけてまっせ。
投稿者 ┃━┏┃ : 2004年01月28日 11:26
ご無沙汰ー!
元気?
Kingdom2巻以降加速してって最高だったよ。
ドグマ関連でほかにビデオ化されてるのってどんなのあんの?
ところで大阪はどうよ。
いつ東京もどってんの?
シーメーでもいきましょう。
投稿者 かがやとものり : 2004年01月29日 01:16



















































































