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2004年02月25日
[K-1]山本“KID”徳郁の「気」がはじけた瞬間
山本“KID”徳郁の身体に驚愕を覚えた。中量級の大会なので170cm前後の選手が多い昨夜のK-1Max。その中でも163cmと出場選手のなかで特に小柄な山本だが身体はNo.1にインパクトがあった。
「バキじゃんこれ」
思わずそう叫んでしまった。山本の身体を覆う筋肉の鎧は決してゴツゴツしていない。全盛期の佐藤ルミナを彷彿とさせるが更に強化され、しなやかさを付け加えたようなこれまでみた格闘家の中でも類を見ない強さと美しさを感じさせた。
試合スタイルも変則的であった。
自らの「強さ」に対する絶対的な自信がそうさせるのか優勝候補の村浜に対してもノーガードで思い切り踏み込み渾身の一撃を放っていく。山本もイルマッツ(トルコの侍の異名を持つテコンドー出身の戦士)もナチュラルな「気」が飛び抜けて強い。
昨夜の小比類巻には「運」を感じた。
トーナメントにおいて最も大切なのはおそらく「運」であろう。
しかし「気」では山本、イルマッツがダントツに他者を上まっているように見えた。
昨夜の興行に関してだがK-1に限らずトーナメントの脆さを感じた。
一日に3試合を勝ち抜かなければ優勝できないワンデイトーナメント形式の場合はアクシデントによるケガでカードが流れてしまうことがよくある。昨夜のケースだと「山本vsイルマッツ」がそうだ。二人とも一回戦のインパクトがあまりにも強かったので、勝ち上がった二人の名前をボードに観たときは
「ホントかよ。この二人の試合をみれるの?」
と、どうしようもなくワクワク感が高まった。
会場の緊張感、高まるボルテージ。
これも格闘技の一つの魅力である。
それだけに山本が右手第2中指骨を骨折したため棄権との報は残念であった。
正直なところ自分の中に張りつめていた糸がプツンと切れていくのがわかった。もちろん、小比類巻が弱いということではないのだがあの時点で自分が観たいと思うもの全てを昨夜の山本vsイルマッツは持っていた。「さあこれからだ」と期待していただけに「あろうべき未来」が目の前でパッと姿を消してしまう喪失感は予想よりも遙かに大きかった。
山本“KID”徳郁。
昨夜観たかったもの全てが山本“KID”徳郁の試合にはあった。
格闘技は一人では成立しない。
相手があってはじめて試合がなりたつ。
両者が互いの潜在能力をどれだけ引き出せるか。
いい試合とはその一点にかかっている。
人の持つ能力の極限値を超える瞬間の美しさは他の競技には存在しない。
格闘技の持つ魅力。
自分が格闘技を見続ける理由は極限状態のその先にかいま見る人の力の覚醒にある。
「神の遺伝子」を持つと自ら語る山本は生まれもってこの極限状態のその先を引き出す空気をまとっている。彼自身だけでなく相手の潜在能力をも覚醒させるナチュラルな「気」の強さ。そして華やかさ。
今後も山本の戦いからは目が離せない。
投稿者 TKM : 2004年02月25日 10:27
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コメント
今夜は、安藤洋子+フォーサイスで。
ところで、昨晩「ミスティック・リバー」見たけど、あんまりすごいんで…。(アカデミー賞ノミネートで話題になっていいはずなのに、なんで新宿は40席の小屋なんだろう)
プロットや脚本はさておき、主要な登場人物はもちろん点景として描かれる人々までも人生の深い陰影を漂わせていて、そのことに圧倒されます。ストーリーの絵解きや、新技術によるスペクタクルな映像とはまったく関係なく勝負する映画の力を久々に信じられるような作品でしたね。
考えてみたら、ショーン・ペン(「インディアン・ランナー」「プレッジ」)も同じ様なところを目指しているわけだしなあ。
投稿者 むら : 2004年02月25日 11:20
銀座では大きい劇場でした。
「ミスティック・リバー」みたあと家にかえるのがおしかったので夜更けの日比谷公園を散歩しました。
ベンチで月をみながらいろいろ考えて過ごしたのを覚えてます。
投稿者 かがやとものり : 2004年02月25日 11:27
KIDの試合初めて?いっつもこんな感じだから絶対盛り上がる。
しかし予想通り村浜に圧勝したまではいいが、骨折棄権の予想まで当たるとは思わなかった、、、
年末にノゲイラと修斗のチャンピオンシップも決まってたのに同じところの中指骨骨折で流れてるし。そのときのが治りきってなかったんかな?
しかし緒形のタオル投入はなんかきな臭い。SBのリングだと何回倒れてもやり続けるくせに。
悩める青年コヒーは黒崎のもとをはなれて前田憲作んとこへ行ったのは正解だな。運までついて来やがった。
投稿者 ┃━┏┃ : 2004年02月25日 18:50



















































































