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2004年03月18日
[エッセイ] カリブに浮かぶ電子カジノの島々とStarSuite 7
「電子ギャンブル」とはなんとも古めかしい呼び名だなと思いながら記事を読んだ。
日本や米国などでは賭博は国の管理下に置かれ公にギャンブルを行うことは禁じられている。
しかしカリブ海の小国では事情が違う。
多くの業者が会社を設立しネットワーク上で「ギャンブル」を行うサービスを展開している。
歪みを利用したビジネスである。
似たような構造はアダルトサイトにもみられる。
日本国内で営業しているサイトの場合はモザイク処理を施した映像を利用しなければならない。これに違反すれば違法となり犯罪と認識される。ところが国が変われば事情も変わる。例えば米国の場合はアダルトソフトへモザイク処理を施す規制がない。だから多くの業者は米国に会社を設立し日本向けにサービスを提供することでモザイク処理のなされていない映像の配信サービスを行っている。日本国内では視聴不可能な映像がインターネット経由で普通にやりとりされているのだから国内のサービス事業者は勝負にならない。いまだにインターネットの世界でコンテンツ課金事業として成立しているのはアダルトサイトとオンラインカジノ
だけだと言われている。
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両方ともある国では違法だが別な国では違法ではないという制度の歪みを利用したビジネスである。
例えばの話だが著作権を認めない国が登場すればその国ではソフトウェアが定額配信される、というビジネスがはじまってもおかしくない。そんなものあるわけがない、と思いたいところだが何が起こるかはわからない。規制されているとはいえソフトウェアのコピーは現実に存在する。アジアの街角にいけば現在上映中の映画のDVDも販売されているし、50~100万円分くらいのソフトが入ったCD-ROMが500円前後で店頭にはならんでいる。
そこでアクティベーションと呼ばれるライセンス認証を導入し不正なコピーを防止しようとする動きが強まっている。マイクロソフトのオフィスXPなどはこの方法が導入されている為、無制限にソフトのインストールを行うことはできない。
しかしソフトウェアのコピーが問題になる背景として一部ソフトウェアの高額化という問題がある。フォトショップやディレクターといった業界標準ソフトの値段は10万円を超える。個人が気軽に購入できる値段ではない。そこで発生するのが「コピー」である。会社などにおいてあるソフトを自宅のマシンにインストールする。CD-Rが一般化した為、コピーが安易になったことも一因だろう。
そう考えると書籍というメディアは実にコピーに手間のかかる媒体であることに気づく。コピーする手間を考えたら買った方が安い。
幾らくらいならソフトを購入してもいいと感じるのだろうか。
音楽CDの場合は代替3000円前後で販売されている。DVDやゲームソフトは4000~6000円くらいが中心的な価格帯だ。PCのソフトはこの幅が異常に大きい「無料~数百万円」という値段の幅がある。数百万円のソフトでもコピーは可能だし店頭で販売されているソフトと同等の機能を持つソフトがフリーウェア(無料ソフト)として公開されている場合もある。
ソースネクストは1980円という低価格で多くのソフトを販売している。最近発売されたStarSuite 7
はマイクロソフトオフィスとの互換性を持つオフィスソフトパッケージだがこのソフトも1980円という低価格で販売されている。この値段であれば試しに買ってみてもいいかなという気分になる。(StarSuite
の場合ソフトのマニュアル本が2500円と高額となっているあたりが面白い)
ソースネクスト社のHPをみると「パソコンソフトを1,980円にする理由」が書かれている。
年間に2億枚が購入される音楽CDに対してパソコンソフトは1500万枚足らず。再生(インストール)ハードウェアの世帯普及率は60%とほぼ同数だが販売されている本数は大きく開きがあある。
その原因はパソコンソフトの価格設定にあり、ソフトの販売本数全体を増加させ「ソフトを買う」ことを一般化させる為には低価格で良質のソフトが提供されなければならない。
そこでソースネクスト
社はパッケージのスリム化、マニュアルの電子化、ウェブによるサポート体制、大量生産などの合理化手法で1980円という超低価格化を実現した。
こうした低価格化の流れは今後も加速されると考えられる。
その背景には先ほども触れたようにフリーウェアとよばれる無料ソフトの存在がある。
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ブラウザやメールソフト、メッセンジャーなど最も利用頻度の高いソフトは無料である場合が多い。
「良いモノは高い」より「良くて安価・無料である」が本来向かうべき方向だと僕は思う。
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投稿者 TKM : 2004年03月18日 18:52
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