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2004年04月09日

[ネット] マーク・アンドリーセンの話をきく

数年ぶりにホテルオークラに行った。
始めていったのは江藤先生との食事会の時だから10年前になる。

午後になり気温が上がりはじめたせいか神谷町の駅をでてオークラまでの坂道を上っていくと少し汗がにじんだ。

会場について受付をすませる。

「カガヤ君!」

女性に呼び止められた。
こんな場所のこんなイベントに知り合いの女性がくるはずはないのだけれど、と思ってあたりを見回すと知人の女性であった。今日のイベントのマスコミ受付を担当しているのだという。

「へー、じゃあ前田さんもいるの?」

「うん、いるよ。そのあたりにいるんじゃないかな。」

前田さんは飲み友達で数年前に独立してPR会社を立ち上げた。

「アレ!カガヤ君、何やってるの。取材?」

「いえ、一般できました」

「そうかー。そういえば君が興味を持ちそうなテーマだもんな。最近はどうしてる。また飲みいこうか。ハハハ。」

久しぶりに会った前田さんは顔色もよくノリもよく元気そうだった。
年末に蕎麦とPRIDEのチケットをいただいていらいだった。

会場に入ると予想外の人であった。
今日の講演者はマーク・アンドリーセン。
Netscapeの生みの親のひとりである。
Netscape以後の彼を全くフォローしていなかった。
いま彼が何をやっているのかこの時点で僕は知らなかった。

学生だと思っていたのにいつのまにか大人である。
遠目なので40歳くらいに見える。

しばらくして講演がはじまった。
同時通訳のレシーバーはつけなかった。

話しはじめててすぐに「うまいな」と思った。
スライドの使い方、導入での簡単なサマリー、声のトーン、ジェスチャー。
いままできいたビジネス系の講演者の中でも飛び抜けてプレゼンが上手である。
すぐに引き込まれた。

スライドには無駄な説明や文字はない。
シンプルなグラフ。
2行程度のコピー。

それを説明するわけでもなく、補足するわけでもなく、素材としてさらりと使いながらインターネットの過去から現在、そして未来への展望をわかりやすく話していく。視点はオーソドックスなのだろうけれど文句なしに面白い。上質な大学の講義のようである。

プレゼンの上手さもあるが話も面白い。
僕が気になったポイントだけメモしておく。

Wi-Fiつまりワイヤレスラン。
これによっていろいろなものが変わる。たとえばデジタルカメラはアメリカでもかなりの勢いで普及しているがそれを上回るスケールでデジタルカメラ付携帯が広まっている。

10年前は4時間しか録音できなかったMP3プレイヤーがいまは1000時間録音できる。数年後には10000時間になるだろう。そしてプレイヤー同士がネットワークコネクティドな状態になったらどうなるか。ある店舗にいったときそこでだけダウンロードできる曲があれば店を利用するインセンティブになる、という利用法もある。


ハードウェアのコストは十分の一になったが多くのマシンがネットワークコネクティドな状態にあるためセキュリティ問題が大きくなる。例えばこの3年で米国内でのアタックの数は1999年には10000件だったのが2003年には152000件まで増えている。
そんなわけでハードのコストは下がったのだがサーバ管理コストは増加している。

ユーティリティコンピューティング。
スケーラビリティをフレキシブルに提供するサービス。

といったところでさすがに眠くなったので続きは明日に…。

投稿者 TKM : 2004年04月09日 04:41

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