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2004年07月03日
[コンテンツ] コンテンツの不在
月をみながらのうたたねの後ベッドに横になって目覚めると午前2時であった。シャワーを浴びて頭と身体を叩き起こしパラパラと本を読む。世の中には驚くほど多くのどうでもよい本があるものだとあらためて思った。
一日に出版される本の数は膨大である。
膨大ではあるがほとんどの本は売れることなく店頭から消えていく。
どうしても読みたい本だけを読んだとしても到底おいつけるものではない。
出版社は漫画の売り上げでどうにか運営されている、という話もよく聞く。
ならば漫画専業にしてしまえばいいのではないかと思うがそうもいかないのだろう。
ようは売れる、あるいは売らなければいけないからという理由で面白くない本が山ほど生産されてしまうことが問題なのだろう。
オピニオンや著名人という人々におう形で商品が成り立っているというのもどこかおかしなものだ。そうした華やかさ(自分も嫌いではないが)とコンテンツの出来不出来は本来無関係だ。売れるものをつくることがいいことだ、と言われるがそれは「お金」という指標でコンテンツを計っているだけで評価の中心に自分がいない。
お金という指標を外した場合はコンテンツの評価はどうやって決まるのだろう。
学術的に価値があるとか役に立つという言い分もあるが結局は面白いと思わなければそのコンテンツを見る、読む、体験しようという気にはならない。
今日が最後の一日だとしたらその本を読むだろうか。
それとも別なことをするだろうか。
そうした問いに耐えうるコンテンツはどのくらいあるのだろう。
ガチガチに考える必要はないのだろうし、無駄があってもいいのだろう、しかし、日々の生活の中で本当にそれがやりたいと思ってしていることはそう多くない気がする。
それこそがコンテンツ不在という問題の本質ではないかと僕は思うのである。
※追記
少し補足しておきたい。本当にやりたいことをやっているときに感じる面白さがランク的にトップだとしたらその他の時間もその感覚に近い悦びを得たいと思うようになる。人にはそういう悦びの絶対値があってコンテンツ、行動の選択はそれを基準として行われる。結果、自分にとって満足度が最大となる選択する。また悦びの絶対値が高ければ高いほど迷いはなくなる。どうでもいいコンテンツが増殖する理由は悦びの絶対値が低いからである。(食も似ていて美味しい物を食べた悦びを知らなければ食へ対する感心や感覚は段々と鈍化していく。音楽、本、人も同様である。ごく自然に本当にやりたいことをやるという選択をする訓練が圧倒的に欠落しているのだ)
子供をみているとそんな気がする。彼らは興味がないものには徹底的に興味がない。
意志決定の本質はあれでいいのではないかと思うのだ。
そうした意志決定の仕方を刹那的であるとか戦略的でないという言い方で否定する人もいるが実は個々人が個人の幸福の最大化に向かって行動することが全体としての幸福の最大化へつながっていく。制御ではなく非制御によるコントロールとはそういうものでありおそらく方法論としても正しい。無秩序へ向かうのではなく自然発生的に秩序化が起こりバランスはとれていく。いっけん非効率にみえることが効率的である場合も多いのだ。「幼年期の終わり」みたいな言い方になってしまったが僕はそう考える。
投稿者 TKM : 2004年07月03日 03:52
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» 夢中になるということ from ぷりん
最近、何かに”はまってないなー”と思う。
ふとそんな時、先輩加賀谷さんのblogにとても共感した。
加賀谷さんの言葉をかりると
「本当にやりたいことをやっているときに感じる面白さがランク的に
トップだとしたらその他の時間もその感覚に近い悦びを得たいと... [続きを読む]
トラックバック時刻: 2004年07月03日 22:21
コメント
こんにちは。
あれから毎日読ませていただいています。
ずっしり来ました。私は本が好きですが、そんな本に出会った事あるかなぁ。多分ない。
かがやさんはそんな本ってありますか?
俗に子どもっぽいとされる人の持つ魅力って、こういう部分にあるのかも知れませんね。悪い意味でそういわれる人は別ですが・・。
まとまりませんで、スミマセン。
投稿者 つだ : 2004年07月03日 09:43
今日が最後だとしたらどんな本を読むか、一冊を選ぶというのは難しいけれど、最近読んだ本でとても印象深かった本があります。
「バタフライパワー」という本で、随分まえに買ってほっぽりだしておいたのを最近読みました。名著「鏡の伝説」の続編にあたるのですがこの二冊は自分という人間に大きな影響を与えていると思います。
投稿者 かがや : 2004年07月05日 11:30



















































































