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2004年12月12日

果てしないサッカー場で対決

サッカーの夢を観る。
小学生の頃の友人達が大人になっていて40人くらいでサッカーをやっている。大きなグランドだ。しかしどこかダイナミックすぎる。

微妙な違いを感じる。

なんだこの感じ。
アムロ・レイよろしく頭のはじっこで閃光がきらめく。
わかった。
コートの縦横が逆なのだ。

普通、サッカーコートは長方形の短辺にゴールがおいてあるのだけれどこのコートはそれが逆になっていて相手のゴールは近いのに横がだだっ広い。なのでちょっと油断するとすぐに相手の攻撃がゴールに迫ってくる。

僕はゴールキーパーなのだが攻撃にも参加していた。
ヒロトがシュートを連発する。
シュートの嵐である。
10本くらい連続でシュートされる。

キーパーだから走って押さえようとするけれどゴールも横に広いのでおいつかない。そしてこれも不思議なのだがゴールの背丈が低い。だから高めのシュートは全て外れていく。最後の一本、ヘディングされたボールがゴールに吸い込まれる。かにみえたらバウンドしてバーを超えていってしまった。

ほっと胸をなで下ろすとセンターラインあたりあらやまなりのボール。これはキャッチしなければならないと直感的に思った。走っていってボールを掴もうとするが力がはいるようなはいらないような微妙な感触である。ワンバウンドした所をセーブした。

と、そこまでは問題なかったのだがキクチが突然

「どこからがゴールでどこからがゴールでないかはラインによる」

と不思議な文言をはいた。はて、と思って手を挙げて議論の開始を伝えると木村先生が

「その話は大切だ」

という。不穏な雰囲気になりそうだったので

「いまのシュートはゴールポストの手前であったのだから得点には結びつかないだろう」
「ではどこからがラインだと思ってる?」

「ここです」

そういってゴールポストのおいてあるあたりの地面に張ってあるビニールの線を示した。キクチはそのラインは有効ではない、ということを言いたいらしい。結局、全員が招集され車に乗って市場にある北海道ラーメンがチャーシュー屋に変わったかどうかを確かめにいくことになった。それとゴールの問題とがどうリンクしているのかは全く不明だが誰一人、異を唱えるものはいなかった。

はたしてナナエちゃんの実家の近くにあったラーメン屋は「チャーシュー屋」になっており、タイ・バンコクのカオマンガイ屋のお姉ちゃん達を日本人に置き換えた感じのオレンジ色の服をきた女性達がラーメン作りにいそしんでいた。店は繁盛しているようだった。妹の話では悪くないそうだ。

なるほど。

こうなると屋敷に戻って、DVDのコピーをつくって3人で旅をするというプランを実行しなければならない。連れの女性二人はまだ作業中だったがそろそろ出かける時間なので様子をうかがいつつ隙をみて屋敷をでようとすると事件現場よろしく外出禁止のロープが張りめぐらされている。

隔離が実行されようとしていた。正直、出られないのはマズイ。
健介スタイルで「正直スマン」というわけにいはいかないのだ。

けれど我々は盲点をみつけた。
玄関の脇にある扉は工事現場のおじさんたちが出入りするためあけっぱなのオープン状態になっている。ここを通り抜ければOKだ。

「あれでいこう」

目で合図をかわし、3人で外にでる。しばらく走る。けれど思うように足が進まない。500mくらい走ったところで川沿いにでた。それから土手にそって歩いた。

上着を脱いだら薄いブルーのシャツを着ていた。
二人の女性はいまや同志である。
語らずとも気持ちは通じる。
3人は自由を感じていた。
感動というのだろうか開放感とも違う感慨深い感情がこみ上げ、涙がこぼれた。

どうにか劇場に到着して夜を待っていると友人達がエレベータで下りてきた。
1Fにある空港のロビーのような広場で友人のタドキチ先生が

「これからいってきます」

というので3人で見送った。
他にも友達が集まり始めていた。

投稿者 TKM : 2004年12月12日 07:24

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