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2005年04月25日

USENのギャオで映画「ハンニバル」を無料で観てみる

先日から試験放送がはじまったUSENの「GYAO」がなかなか面白い。
タイトル数はまだ少ないし、番組のセレクション、 使い勝手も悪いのだがオンデマンドで好きなときに視聴できるのと作業をしながら番組を楽しめるのは思っていたより魅力的だ。 さきほども無料で公開されている「ハンニバル」を視聴しながら作業をしてしまった。

すでに一部のアニメは放送後すぐにオンデマンドで視聴できるようになっており、 この視聴法を一度味わうと録画という作業はえらく面倒で人に負荷をかけていたのだとわかる。 録画の重圧から解放されることがこんなにストレスフリーだとは思わなかった。PCで作業しながら動画を視聴するというスタイル、 文法はまだ確立されていないがこれもありだろうな、と思った。

ただ、オンデマンドの視聴の際には番組の選択が必須になるのでそれは視聴者にとって負荷になるのかもしれないが。

例えば番組数が20~100くらいならばいいけれど1万とか10万チャンネルくらいに選択肢が増えてきたら番組を選ぶのはかなりの困難を極めるだろう。

自己組織化システム・ネットワーク論の名著(と僕は思っている)「創発―蟻・脳・都市・ソフトウェアの自己組織化ネットワーク 」 には超多チャンネル下での選択支援システムとして「クラスター」という概念が台頭してくるのではないかと書かれていた。

わかりやすくいうとアマゾンのオススメ本紹介システムの発展版みたいなもので好みが似ている人が好きな番組を集めていくとその塊がいまでいうチャンネルみたいなものになってくるのではないか、 という話である。

TV局の肝である「編成」 がピラミッド型からボトムアップ型の意思決定に変わっていくみたいなことなのだが実際のところコンテンツがアーカイビングによる時間効果で幾何数級的に増殖していけばそれを個人の処理能力ではフォローすることは不可能になる。

なので量子的アプローチが必須となり個々人が分散して同時にコンテンツを視聴・振り分けしつつ、 そのプロセスと結果を共有するという状態が必要になる。 しかもそれらは自動的に行われなおかつシンプルな方法で実装されていなければならない。 こうした仕組みはウェブの世界にもまだ組み込まれていないので具体的なサービス像を提示することは難しいのだが、おおまかな感覚はわかる。

これを実装し、デファクトとして定着させることに成功する企業はいまのGoogleみたいなソフト・サービスの基盤・ インフラになるのだろうな。

投稿者 TKM : 2005年04月25日 01:14

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