« 三人ともがんばりました | メイン | 夏はメロン »
2005年06月27日
飛び道具としての「モブログ」 
木曜の深夜~月曜の早朝という変則的なスケジュールで南国沖縄を訪れた週末であった。そのレポートの前にまずは本業である
「ウェブとコミュニケーションの関係」
に関連したトピックスとして、
「コミュニケーションツールとしてのブログの使い方」
についての考察をまとめておきたい。
■飛び道具としての「モブログ」
今回の滞在ではモブログを積極的に活用し、リアルタイムでブログを更新してみたのだがこれが予想に反してやたらと面白かった。
ポイントは
「書くブログとのコミュニケーション感覚の違い」
だと思うのだが、まず、思いつくままに気づいた点を列挙してみる。
- 更新が簡単
- アップするとすぐに反応があって通常のブログよりも「コミュニケーション感覚」が高く、 メッセンジャーのステータスで状況を伝えるのに感覚が似ている
- アップした写真をその場にいる人たちもケータイを通じて閲覧できる。 これによってアドホックなグループ内に情報共有感覚が発生する。
- アップされた写真がたまってくるにつれて「雰囲気」が形成されていく。これはブログの「アーカイブ性」 を感じさせられた。
- それが継続すると客観的に自分がいまどのような関係性にいるのかが「見えてくる」
- 「書くブログ」とは別物である
- 作り手の感覚はTVやラジオなどのメディアに近い
- これは「時」「場所」を共有していることが影響するようである
- ただし対象とするクラスター(人の集まり)はTVやラジオなどの放送に比べると遙かに「小さい」
- しかし「情報の浸透度」は遙かに「高い」
- 仮説ではあるが「時と場所を共有する小さなクラスターは情報の浸透度が高い」のではないかと思う。
思いつくままに書き出してみると上記のようなポイントが浮かび上がってきた。
この中で僕が注目するのは
- 「書くブログ」とは別物である
- 作り手の感覚はTVやラジオなどのメディアに近い
- 「時と場所を共有する小さなクラスターは情報の浸透度が高い」
この3つである。
モブログの連続投稿によってリアルタイム性が一つの「型」として僕のブログメディアにできあがっていくプロセスが 「書くブログ」との感覚の違いをつくりだしているように思う。ブログは「新聞」や「雑誌」の記事・ レポートをつくる感覚だが、モブログの場合はそれがコミュニケーションツールとして機能しはじめた途端に
「メール」
とか
「メッセンジャー」
に近い感覚へと変わっていく。
これは実際にモブログをヘビーに使用するまでわからないコミュニケーション感覚だったが、ともかく「書くブログ」とは別の
「面白さ」
がある。
ブログのもつメディアとしての機能がドライブしていく感覚があった。
この感覚をひとことで言い表すとモブログは従来のブログよりもより
「モノっぽさ」
が薄く
「飛び道具的」
なのである。
■ブログの可能性
昨日発表のあった楽天による「ブログムービー」という新たなPR手法
・ブログを使った楽天による日産の新車PRコンテンツ
http://note.rakuten.co.jp/
もブログの可能性を模索する一つの試みである。
オモシロイ企画だと思う。コンテンツプランニングという視点で考えるとかなりオモシロイ。
しかし、このサイトのコンテンツは残念ながら自分に響いてこない。
上記のサイトへアクセスするとわかるが
「つくられた情報」
に対して我々は
「抵抗感」
を感じてしまう。
これは情報に対する自然な「防衛本能」によるものだろう。
我々は「騙されること」に対して強い警戒心をもっている。
残念なことに上記のサイトは「キレイ」であるが故に
「インチキ臭さ」
が強調されてしまっている。
ブログという
「仮面」
をまとうことで
「ブログっぽいという印象を与える」
ことには成功しているがそれ以上の効果はみられない。
こうしたプロモーション企画はプランナーが提示する際の対クライアント向けコンテンツとしては有効だが対ユーザ向けのコンテンツとしてはプラスに働いていない。
これはこのサイトが従来の放送メディアの対象と類似した巨大なクラスターを対象としてつくられているため、
「コンテクスト」
の創生ができていないからである。
ブログを効果的な情報チャンネルとして機能させるには
「効果的なクラスターの形成(動的編成)」
が最も大切なのである。
来月から始動するプロジェクトカンパニーでは上記の考え方をベースに
「ユーザと企業」
「組織と個人」
「人と情報」
の最適な関係を構築、ドライブさせていくというプロジェクトをスタートさせる。
このプロジェクトカンパニーでは既存メディアがおこなってきたワイドショー・ニュースのように刺激面に重点をおいた 「ノイズありき」なブログコンテンツとは異なり、
多次元的に絡み合うクラスターをチャンネルとして動的に編成し、
「情報浸透度」
「情報価値」
「情報ダイナミズム」
という視点から人と情報の関係を見直し、柔軟かつドライブ感のあるメディア機能の提案・構築を行っていくつもりである。
簡単にいうと
「日々がもっと面白くなるような情報と人の関係をつくりあげていく」
ということである。
投稿者 TKM : 2005年06月27日 20:46
トラックバック
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kagaya.com/mt/mt-tb.cgi/4657
コメント
同じ事を、私も実行し、考えていました。
こちらは、
イカの塩辛10人前ができるまで。
だったのですが、けっこうレスがあって。
公開した理由は、リアルでも会っていてネットを通じてもコミュニケイションを取っている人たちに塩辛を作ってくれと頼まれたので、その様子を見てくれたらな、と思ったから。
結果、頼まれた4人のうち、2人がリアルタイムで気がついてくれて、自分が貰うはずの塩辛ができるまでをネットで追うことができました。
やってるほうも面白いですし、実況という意味では「読む生放送ラジオ」という感じですね。
知らない人よりは、知人に向けて送る感覚に近いですが。
投稿者 成冨ミヲリ : 2005年06月28日 17:51



















































































