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2005年06月30日
父と暮らせば ~宮沢りえのひとこと~ 
昨夜、ようやく観ることができた。
ストーリーもなにも知らずに観た。
登場人物は3人だけだ。
9割5分のシーンは宮沢りえと原田芳雄の二人である。
なのに途中から目を離せなくなる。
うだうだストーリーを書くのも野暮なのでひとつだけ書いておきたい。(そういうのは雑誌のライターにまかせたい)
終盤近く、
「しばらく、あえんかもしれんね」
去りゆくであろう父(原田芳雄)に娘(宮沢りえ)が言うセリフである。
この短いセリフにそれまでの時間のすべてが折りたたまれている。
僕にはそう感じられた。
この一瞬の為だけにそれまでの時間の全てがあった。
見終えてからしばらく余韻がのこっていた。
余韻が消えるまえにこのエントリーを書き始めた。
そしてまだその気配はここに漂っている。
どこか他ではなく、さっきまで画面をみていたこの部屋のこの空間に漂っている。
映画の楽しみとはこの余韻ではなかろうか。
僕はそうおもう。
意味を解釈しようとするのではなく間と余韻の感覚を感じてもらいたい。
そして、ひとりで観て欲しい映画だ。(他者とでもよいがその場合は知らない他者とであるべきであろう)
投稿者 TKM : 2005年06月30日 02:46
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